とりわけ，私の目を引いたのがコイツ。
ポップに描かれた熊倉先生の似顔絵の下で，白とグリーンの対比が美しく，キリリ引き締るブルー。目に鮮やかなイエロー。臆面もなく主張するレッド。それは燃えるような情熱の熱〜いレッド。
しかして，華奢で控えめなボディーは，周囲の山に埋もれるようにしていました。
『これしかない！』と粋がって，可愛いったらありません。
人前なので，無理してすましていますが，本当は私に会えて嬉しくてしかたがないはずです。
再会を喜び，
「元気にやっているかい？」
と，声を掛けました。
『・・・。』
無言でした。
いったん里子に出されたからには，後ろは振り返らないのです。
まっすぐで素直で，人の痛みのわかる優しい子です。きっとお役に立ちます。どうか可愛がってやってください。名前をつけるなどして，いとおしんでください。先々も人生の友になれることでしょう。
思いやりに応え，孝行するのだよ。
『旅店 → 旅館』など，用語が現代語に訳されましたが，そちらのほうは他の本にお任せするとしまして，・・・・・この本には，改正の論点のみが書かれてあります。根保証契約を。
つまり，実際に勉強や仕事で必要なところだけを。
このシンプルさ！ 潔さ！熊倉先生の気性をりっぱに受け継いで，『美味しいところだけを手っ取り早く』という親切さが好きです。